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会社設立前に作る一枚|融資でも補助金でも証明でも使う計画書

公開 文責 会社設立・設立後の補助金のプロ

この記事を読んでほしい方

会社設立の準備中で、何から手をつけるか決まっていない方に向けた記事です。先に作るべき一枚があります。

融資でも、補助金でも、証明でも。同じ一枚が土台になります。

計画書が効いてくる場面
計画書が効いてくる場面

どの場面でも、同じことを聞かれる

どの場面でも、同じことを聞かれる|会社設立の補助金と支援
どの場面でも、同じことを聞かれる

会社設立の準備を始めると、どこへ行っても同じことを聞かれます。

何をする会社なのか。誰に売るのか。いくら要るのか。どう返すのか。

日本政策金融公庫は創業計画の書き方のページを設けており、書式のダウンロードと動画による解説を用意しています。

動画は、創業の動機と経営者の略歴等、取扱商品・サービスと取引先・取引関係等、資金計画、収支計画という順で分かれています。

つまり、この六つが計画書の骨組みだということです。

書式はPDFとエクセルの両方が用意されています。

会社設立の前にこの六つを埋めておけば、どの窓口でも使い回せます。

制度ごとに様式は違いますが、中身は同じです。

一度作れば、あとは組み替えるだけになります。

会社設立の前に一度きちんと作っておけば、後の補助金の申請でゼロから書かずに済みます。支援の場面ごとに書き直すのは大変です。

エクセルの様式なら、数字を入れ替えて何度でも作り直せます。会社設立の前は計画が変わりやすいので、この形が向いています。

制度ごとに様式が違っても、聞かれる中身は変わりません。会社設立の前に芯を作っておいてください。

出典創業計画の書き方|START 政策金融公庫の創業支援(日本政策金融公庫/2026-09-08 確認)

融資では、これがないと始まらない

融資では、これがないと始まらない|会社設立の補助金と支援
融資では、これがないと始まらない

会社設立の前に融資を相談するなら、計画書は必須です。

全国信用保証協会連合会の案内では、創業時には創業計画書が必須とされ、ひな形が信用保証協会で用意されています。

実績がない以上、判断の材料は計画書しかありません。

創業関連保証は、事業を営む前であっても利用可能な制度とされています。

つまり、会社設立の前に借りられる可能性があるということです。

その可否を分けるのが、この一枚です。

保証限度額は3,500万円で、複数の保証を併用しても合計で3,500万円とされています。

金額の大きさに見合う中身が求められます。

詳細については、最寄りの信用保証協会への相談が勧められています。

会社設立の前に借りられるかどうかは、この一枚の中身で決まります。補助金より先に必要になる書類です。

融資の担当者は、返せるかどうかを見ています。会社設立の前で実績がないなら、返済の根拠は計画の中にしかありません。売上の見込みに根拠を付け、毎月の返済額を示せる形にしてください。補助金の審査とは見る点が違います。

担保は無担保、保証料率は各信用保証協会所定とされています。会社設立の前に差し出せる資産がなくても、話は進みます。

出典創業をお考えの方(一般社団法人 全国信用保証協会連合会/2026-09-08 確認)

数字から埋めるほうが早い

数字から埋めるほうが早い|会社設立の補助金と支援
数字から埋めるほうが早い

白紙を前にして止まる方が多くいます。

様式の最初の欄が創業の動機なので、そこから書こうとして手が止まるのです。

順番を変えてください。数字から埋めるほうが早く進みます。

何を、いくらで、月にいくつ売るのか。この三つが決まれば、売上の見込みが出ます。

次に、毎月の支出を書き出します。家賃、人件費、仕入れ、通信費。

公庫は各種の書式をダウンロードできるページを設けており、月別の収支計画書の記入例もあります。

会社設立の前に見積もりを取っているなら、その数字がそのまま使えます。

数字が並んでから動機を書くと、言葉が自然に出てきます。

逆の順番だと、いつまでも埋まりません。

会社設立の前に見積もりを取る作業は、補助金の申請でも同じように求められます。早めに動いてください。

単価をいくらにするかは、会社設立の判断のなかでも重い部分です。近隣の同業の価格や、原価の積み上げから決めてください。

根拠のない数字は、そこだけ浮いて見えます。会社設立の前に足で調べた数字ほど強いものはありません。

出典各種書式ダウンロード 小規模事業者/個人事業主の方【国民生活事業】(日本政策金融公庫/2026-09-08 確認)

自分で埋める部分と、相談する部分

自分で埋める部分と、相談する部分|会社設立の補助金と支援
自分で埋める部分と、相談する部分

すべてを一人で書く必要はありません。

ただし、誰に何をいくらで売るのかは自分で決めてください。

相談する相手は、数字の作り方や見せ方を助けてくれます。事業そのものを決めてはくれません。

よろず支援拠点は、国が全国に設置している中小企業・小規模事業者向けの経営相談所です。相談は無料で、回数の定めは設けられていません。

会社設立の前から使えます。

分野の専門家が配置されているので、業種に近い相手に当たることもあります。

商工会議所・商工会でも、創業の相談を受け付けています。

半分書いた状態で持ち込むのが、いちばん実のある相談になります。

白紙で行くと、時間が無駄になります。

会社設立の前に外の目を入れておくと、補助金の申請書の精度も上がります。

相談は無料で、何度でも行けます。会社設立の前に一度で完成させようとせず、書き直しながら通うほうが結果的に早く仕上がります。次までに何を直すかを決めて帰る。この繰り返しで形になります。

半分書いた状態で持ち込むと、質問が具体的になります。会社設立の前の相談は、この形がいちばん実になります。

出典よろず支援拠点(中小機構 よろず支援拠点全国本部/2026-09-05 確認)

公庫には、セルフチェックの仕組みもある

公庫には、セルフチェックの仕組みもある|会社設立の補助金と支援
公庫には、セルフチェックの仕組みもある

書いた後に、自分で確かめる方法もあります。

日本政策金融公庫は、創業計画書のセルフチェックの仕組みを公開しています。

書いた計画の抜けを自分で見つけるための道具です。

会社設立の前に相談へ行く前、一度通してみてください。

指摘されそうな点が、先に分かります。

公庫のページには、書き方の解説動画も用意されています。1回が五分ほどで、四話に分かれています。

会社設立の準備の合間に見られる長さです。

文字で読むより頭に入りやすいという方もいます。

無料で公開されているので、書き始める前に一度通してみてください。

会社設立の前に自分で確かめておけば、支援の窓口での時間を中身の相談に使えます。

東京や大阪にはビジネスサポートの拠点も設けられています。会社設立の前に相談できる場所です。

動画は無料で公開されています。会社設立の前の移動時間にも見られます。

出典創業計画書セルフチェック(日本政策金融公庫/2026-09-08 確認)

補助金の申請書にも、そのまま効く

補助金の申請書にも、そのまま効く|会社設立の補助金と支援
補助金の申請書にも、そのまま効く

この一枚は、補助金の場面でも効きます。

小規模事業者持続化補助金は、自ら策定した経営計画にもとづく販路開拓等の取組を支援する制度とされています。

つまり、経営計画があって、その上に取組が乗るという構造です。

会社設立の前に作った創業計画書が、その経営計画の土台になります。

申請にあたっては、地域の商工会議所・商工会への相談と計画書の確認が必須とされています。

つまり、いずれ人に見せることになる書類です。

創業型という区分もあり、創業後1年以内の小規模事業者等が対象とされています。

会社設立の直後に狙うなら、準備は前から始まっています。

様式は制度ごとに違いますが、中身が固まっていれば作り替えられます。

会社設立の前から商工会議所に顔を出しておくと、補助金の相談も進めやすくなります。

補助金の申請書では、経営計画という名前で同じ内容を求められます。会社設立の前に書いた創業計画書があれば、そこから組み替えるだけで済みます。ゼロから書くより、はるかに早く仕上がります。

創業型は、創業後で事業開始前の事業者も含まれるとされています。会社設立の登記だけ済ませた段階でも視野に入ります。

出典小規模事業者持続化補助金(中小企業庁/2026-09-03 確認)

証明の講座でも、この一枚を使う

証明の講座でも、この一枚を使う|会社設立の補助金と支援
証明の講座でも、この一枚を使う

市区町村の証明を取る過程でも、計画書が関わってきます。

産業競争力強化法にもとづく特定創業支援等事業は、創業者の経営、財務、人材育成、販路開拓等の知識の習得を目的として継続的におこなう事業とされています。

この四つの分野は、そのまま計画書の中身と重なります。

つまり、講座に通いながら計画書を仕上げるという進め方ができるということです。

会社設立の前の数か月を、そう使えば無駄になりません。

証明を受けると、登録免許税の軽減や、日本政策金融公庫の新規開業・スタートアップ支援資金の特別利率の適用などが受けられるとされています。

講座で計画が仕上がり、証明で費用が下がり、その計画で融資を受ける。

会社設立の前の動きは、こうつながっています。

どれか一つだけをやるより、まとめて進めるほうが効率的です。

会社設立の前の数か月をどう使うかで、その後の補助金の取りやすさが変わります。

証明を受けるには、最低でも数か月かかります。会社設立の登記の予定日から逆算してください。

出典産業競争力強化法に基づく認定を受けた市区町村別の創業支援等事業計画の概要(中小企業庁/2026-09-03 確認)

書き始める順番

書き始める順番|会社設立の補助金と支援
書き始める順番

会社設立の前に計画書を作るなら、次の順番で埋めてください。

  1. 何を、いくらで、月にいくつ売るのかを決める
  2. 毎月の支出(家賃・人件費・仕入れ・その他)を書き出す
  3. 開業までにかかる費用を、見積もりで出す
  4. 自己資金と借入の内訳を決め、資金計画の左右をそろえる
  5. 最後に、創業の動機と経営者の略歴を書く

日本政策金融公庫は創業支援の情報をまとめたページを持っています。書式も解説もここから辿れます。

Q. 様式はどこで手に入りますか。

A. 日本政策金融公庫のページからダウンロードできます。信用保証協会にもひな形があります。

Q. 何から書けばよいですか。

A. 数字からです。動機は最後で構いません。

Q. 融資に必須ですか。

A. 創業時には創業計画書が必須とされています。

Q. 補助金にも使えますか。

A. 経営計画の土台として使えます。様式は制度ごとに違います。

Q. 一人で書けません。

A. よろず支援拠点や商工会議所・商工会で相談できます。半分書いてから行ってください。

この五つのうち、二番目がいちばん現実を突きつけてきます。会社設立の後に毎月出ていくお金を、正直に書き出してください。

会社設立の前に一度書いておけば、あとは更新していくだけです。

出典あなたの創業は、どこから? START 政策金融公庫の創業支援(日本政策金融公庫/2026-09-03 確認)

まとめ|一枚で、三つに効く

まとめ|一枚で、三つに効く|会社設立の補助金と支援
まとめ|一枚で、三つに効く

会社設立の前に作る計画書は、いちばん使い回しの効く書類です。

この記事の要点

  • 1書く項目は、動機・略歴・商品・取引先・資金計画・収支計画の六つ
  • 2創業時には創業計画書が必須とされ、信用保証協会にひな形がある
  • 3数字から埋めるほうが早い。動機は最後で構わない
  • 4公庫には書き方の動画とセルフチェックの仕組みがある
  • 5同じ土台が、融資でも補助金でも証明の講座でも使える

制度を横断して探すなら、J-Net21のような支援情報のサイトも使えます。会社設立の準備のうちに一度見ておいてください。

この記事は2026年9月時点で日本政策金融公庫、全国信用保証協会連合会、中小企業庁の公表内容にあたって確認した内容です。様式や項目は制度ごとに違います。申し込む前に、必ず各機関の案内でご確認ください。

出典J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト(中小機構/2026-09-03 確認)

何から始めるか迷っている方へ

会社設立の準備でやることは多いのに、どれから手をつけるかが決まらない。そういうときは、計画書を一枚書くところから始めてください。融資でも補助金でも証明でも、必ず同じことを聞かれます。しかも、数字から埋めれば思ったより早く進みます。書式は公庫のページから無料で手に入ります。今日、ダウンロードするところからです。

他にもこのようなサイトで検索されていますので、ぜひ見てください

会社設立の補助金について調べるときに、あわせて見られているサイトです。掲載の順番は、おすすめの度合いや優劣を示すものではありません。内容は各サイトの運営者にご確認ください。

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