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札幌市の特定創業支援等事業|4回の相談で何をするのか

公開 文責 会社設立・設立後の補助金のプロ

この記事を読んでほしい方

札幌市で会社設立を考えていて、特定創業支援等事業の相談が何をするものかを知りたい方に向けた記事です。4回以上・1か月以上という条件の中身を具体的に見ていきます。

証明書のために相談を受けるのだと思われがちですが、中身は事業を組み立てる作業です。何を話し、何が手元に残るのかを整理します。

札幌市の特定創業支援等事業の流れ
札幌市の特定創業支援等事業の流れ

条件は、4回以上かつ1か月以上

条件は、4回以上かつ1か月以上|会社設立の補助金と支援
条件は、4回以上かつ1か月以上

札幌市の特定創業支援等事業では、1か月以上にわたり継続的に4回以上の相談が必要とされています。

創業アドバイザーが、事業計画の作成から販路開拓まで総合的にサポートするとされています。手続きの説明を聞くだけの場ではありません。

1か月以上という条件があるので、詰めて受けることはできません。会社設立の日が決まっているなら、そこから逆算して日程を組んでください。

証明書の申請は札幌中小企業支援センターへ持参または郵送し、発行までに1週間から2週間かかるとされています。

相談に1か月、交付に2週間。会社設立の登記の2か月ほど前には動き始めていたい計算です。

補助金の一覧を眺めていても、この相談の存在は出てきません。補助金ではなく支援の枠組みだからです。札幌市で会社設立をするなら、市のページから探してください。

相談の間隔は、週に一度でも構いません。会社設立の準備を進めながら、その進み具合を見てもらうという使い方ができます。

出典札幌市創業支援等事業計画(札幌市/2026-09-05 確認)

何を話すのか|まずは事業の中身

何を話すのか|まずは事業の中身|会社設立の補助金と支援
何を話すのか|まずは事業の中身

最初の相談で問われるのは、たいてい同じことです。誰に、何を、いくらで売るのか。

産業競争力強化法にもとづくこの仕組みは、創業に必要な知識を身につけてもらうことを目的としています。だから、事業の中身を言葉にする作業から始まります。

会社設立の手続きの話は、実はそれほど時間を取りません。登記の書類は司法書士に頼めば済みますが、事業の中身は自分で決めるしかないからです。

うまく答えられなくても構いません。答えられないところが分かること自体が、この相談の成果です。

回を重ねるうちに、説明が短く具体的になっていきます。

会社設立の登記を急いでいる方ほど、この時間を惜しく感じるはずです。ただ、事業の中身が固まっていない状態で登記だけ済ませても、その後の支援には進めません。

相談の場では、事業の弱いところを指摘されます。それを否定されたと受け取ると続きません。会社設立の前に指摘してもらえるのは、むしろ幸運なことです。開業してからお客さまに指摘される前に直せます。

出典産業競争力強化法に基づく認定を受けた市区町村別の創業支援等事業計画の概要(中小企業庁/2026-09-03 確認)

回を重ねると、数字が入ってくる

回を重ねると、数字が入ってくる|会社設立の補助金と支援
回を重ねると、数字が入ってくる

二回目、三回目と進むと、話が数字に移ります。いくら売れる見込みか、いくらかかるか、いつ黒字になるか。

札幌中小企業支援センターは、一般財団法人さっぽろ産業振興財団が運営しています。市内の中小企業と創業を考えている方が対象です。

数字を置いてみると、無理のある計画はそこで分かります。会社設立の前に気づけるのは、大きな利点です。

逆に、根拠のある数字が並べば、それがそのまま融資の申込みや補助金の申請の材料になります。

証明書のためだけの相談だと思っていると、この部分を取りこぼします。

補助金の申請書にも、同じような数字を書く欄があります。会社設立の前にここを詰めておけば、後の申請が楽になります。

数字を作るときは、根拠を一緒に書いてください。単価をいくらに置いたのか、月に何件を見込むのか、その根拠は何か。会社設立の直後は実績がないので、この根拠が計画の説得力になります。融資でも補助金でも同じことを問われます。

出典札幌中小企業支援センター(さっぽろ産業振興財団/2026-09-05 確認)

4分野の知識が身につく設計になっている

4分野の知識が身につく設計になっている|会社設立の補助金と支援
4分野の知識が身につく設計になっている

この仕組みは全国共通で、身につける知識の分野が決められています。経営、財務、人材育成、販路開拓の4分野です。

自治体によって表現が少し違いますが、狙いは同じです。会社設立をした後に必要になることを、先に一通り触れておくという設計です。

人材育成の話は、会社設立の直後には遠く感じるかもしれません。ただ、人を雇う段になると助成金の話が出てきます。先に聞いておいて損はありません。

販路開拓は、国の小規模事業者持続化補助金の対象そのものです。ここで作った計画が、後の申請でも使えます。

財務は、融資の相談で必ず問われる部分です。会社設立の前に一度整理しておいてください。

4分野をすべて深く学ぶ必要はありません。会社設立の直後に必要なところから聞いてください。残りは後から戻ってきても構いません。

経営の分野では、会社設立の後にどういう体制で回すのかを考えます。自分ひとりでやるのか、人を入れるのか、外注に出すのか。ここが決まると、必要な資金も見えてきます。相談の場で口に出してみると、頭のなかだけで考えているときより整理が進みます。

出典江東区創業支援等事業・特定創業支援等事業について(江東区/2026-09-04 確認)

証明書がもたらすもの

証明書がもたらすもの|会社設立の補助金と支援
証明書がもたらすもの

相談を終えて証明書を受け取ると、いくつかの場面で条件が変わります。

会社設立の登録免許税が0.7パーセントから0.35パーセントに軽減されます。最低税額で見ると、株式会社が15万円から7万5,000円です。

さらに、さっぽろ新規創業促進補助金の対象になります。補助額は株式会社の設立で7万5,000円、合同会社の設立で3万円とされています。

創業関連保証の特例では、通常は事業開始の2か月前からのところ、6か月前から対象になります。日本政策金融公庫の新規開業資金では貸付利率の引き下げの適用を受けられます。

小規模事業者持続化補助金の創業型の申請対象要件を満たすともされています。一枚で四つの扉が開く形です。

補助金は後払いです。会社設立のときには登録免許税を全額納める必要があり、その支出を証する書類を添えて申請します。

証明書は複数枚必要になることがあります。登記のときに法務局へ提出する分と、補助金の申請で市へ出す分です。何枚要るのかを、申請の前に窓口で確かめておいてください。

出典さっぽろ新規創業促進補助金(札幌市/2026-09-05 確認)

どこで受けるか|三つの支援機関

どこで受けるか|三つの支援機関|会社設立の補助金と支援
どこで受けるか|三つの支援機関

札幌市の案内では、支援をおこなう機関として札幌中小企業支援センター、さっぽろ産業振興財団、札幌商工会議所中小企業相談所が挙げられています。

どこで受けても証明の効果は同じです。事業の内容や相談のしやすさで選んでください。

札幌商工会議所は、国の小規模事業者持続化補助金の計画書の確認をおこなう窓口でもあります。会社設立の後も続けて相談できる相手です。

予約が埋まることもあります。会社設立の日が決まっているなら、まず電話で空いている枠を確かめてください。

合わないと感じたら、途中で相談先を変えることもできます。無理に続ける必要はありません。

支援機関はどこも無料または低額で相談を受けています。会社設立の準備で費用がかさむ時期に、これは助かります。

会社設立の後も同じ担当者に相談できるのは、意外に大きな利点です。事業の経緯を知っている相手なら、説明を一から始めなくて済みます。窓口を選ぶときは、続けて通える場所かどうかも見てください。

出典札幌中小企業支援センター(さっぽろ産業振興財団/2026-09-05 確認)

すでに会社設立を済ませた方でも受けられる

すでに会社設立を済ませた方でも受けられる|会社設立の補助金と支援
すでに会社設立を済ませた方でも受けられる

証明の対象は、これから会社設立をする方だけではありません。創業から一定の期間内であれば、済ませた方も受けられることがあります。

ただし、登録免許税は戻りません。会社設立の登記のときに提出しないと軽減が使えないからです。

それでも、創業関連保証の特例や公庫の融資の条件は残ります。資金を借りる予定があるなら、取っておく意味はあります。

対象になる期間は自治体によって異なります。札幌中小企業支援センターで確かめてください。

どの市区町村が認定を受けているかは、中小企業庁が一覧を公表しています。

会社設立を済ませてから知る方も多い制度です。周囲に創業を考えている方がいたら、登記の前に教えてあげてください。

会社設立から時間が経つほど、創業を条件にした制度からは外れていきます。証明の対象になるかどうかを確かめるついでに、ほかに使える支援が残っていないかも聞いてみてください。窓口の担当者は制度の全体を把握しています。

出典産業競争力強化法に基づく認定を受けた市区町村別の創業支援等事業計画の概要(中小企業庁/2026-09-03 確認)

相談で手元に残るもの

相談で手元に残るもの|会社設立の補助金と支援
相談で手元に残るもの

4回の相談を終えると、証明書のほかに手元に残るものがあります。事業計画です。

小規模事業者持続化補助金は、自ら策定した経営計画にもとづく販路開拓等の取組を支援する制度です。申請にあたっては、地域の商工会議所・商工会への相談と計画書の確認が必須とされています。

相談で作った計画は、この申請にそのまま使えます。会社設立の後に一から書き直す必要がありません。

会社設立の直後は、事業の説明を人にする機会が少ない時期でもあります。相談の場で何度も話しているうちに、言い方が固まってきます。

  • 証明書|登録免許税の軽減と市の補助金の要件
  • 事業計画|融資の申込みと補助金の申請の土台
  • 相談先とのつながり|会社設立の後も続く関係
  • 自分の言葉での事業の説明|取引先や採用でも使う

Q. 相談は何回受ければよいですか。

A. 1か月以上にわたり継続的に4回以上とされています。

Q. どこで受けるのがよいですか。

A. どこでも証明の効果は同じです。相性で選んでください。

Q. 会社設立の手続きも教えてもらえますか。

A. 相談の内容によります。登記そのものは司法書士の領域です。

Q. 証明書はいつ出ますか。

A. 申請から1〜2週間とされています。

Q. 会社設立の後でも受けられますか。

A. 創業から一定の期間内なら対象になることがあります。窓口で確かめてください。

出典小規模事業者持続化補助金について(中小企業庁/2026-09-03 確認)

まとめ|証明書は結果、中身は事業の整理

まとめ|証明書は結果、中身は事業の整理|会社設立の補助金と支援
まとめ|証明書は結果、中身は事業の整理

札幌市の特定創業支援等事業は、証明書をもらうための手続きに見えます。実際にやっているのは、会社設立の前に事業を組み立てる作業です。

この記事の要点

  • 11か月以上にわたり継続的に4回以上の相談が必要
  • 2創業アドバイザーが事業計画の作成から販路開拓まで支援する
  • 3経営・財務・人材育成・販路開拓の4分野の知識が対象
  • 4証明書で登録免許税が半分になり、市の補助金の対象にもなる
  • 5相談で作った事業計画は、融資や補助金の申請でも使える

制度を横断して探すなら、J-Net21のような支援情報のサイトも使えます。会社設立の準備の段階で一度見ておいてください。

この記事は2026年9月時点で札幌市や中小企業庁、さっぽろ産業振興財団の公表内容にあたって確認した内容です。要件や期間は変わります。会社設立を進める前に、必ず最新の情報と窓口でご確認ください。

出典J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト(中小機構/2026-09-03 確認)

相談に行くか迷っている方へ

1か月に4回。忙しい時期にこれを入れるのは負担に見えます。ただ、会社設立の前に事業を人に説明する機会は、意識して作らないと持てません。うまく話せなくて構いません。答えに詰まったところが、そのまま準備すべきことです。証明書は、その過程についてくるおまけのようなものだと思ってください。

他にもこのようなサイトで検索されていますので、ぜひ見てください

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