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インボイス枠でパソコンが対象になる条件|会社設立の直後に使う

公開 文責 会社設立・設立後の補助金のプロ

この記事を読んでほしい方

会社設立と同時にインボイスへの対応が必要な方に向けた記事です。ソフトとあわせるならパソコンも対象になります。その条件と進め方を整理します。

パソコンが補助の対象になる数少ない道が、インボイス枠です。ただし条件があります。仕組みを順に見ていきます。

インボイス枠の補助の内訳
インボイス枠の補助の内訳

インボイス枠は、対応のための投資を支える

インボイス枠は、対応のための投資を支える|会社設立の補助金と支援
インボイス枠は、対応のための投資を支える

デジタル化・AI導入補助金には、インボイス枠という区分があります。インボイス制度への対応にかかる投資を支える枠組みです。

インボイス対応類型では、機能の要件としてインボイス制度に対応した会計、受発注、決済のいずれか1機能以上が必須とされています。

会社設立と同時にインボイスの登録をするなら、請求書の様式も帳簿の付け方も変わります。その対応を仕組みで解決するための枠です。

ソフトウェアの補助率は、中小企業で4分の3以内、小規模事業者で5分の4以内、または3分の2以内とされています。

補助上限額は50万円以下、または50万円超から350万円以下という区分です。入れる仕組みの規模で分かれます。

会社設立の直後なら、多くは前者の範囲に収まるでしょう。

補助金の枠のなかでも、目的がはっきりしている枠です。会社設立の直後にインボイスの対応が必要かどうかで、使うかどうかが決まります。

出典インボイス枠(インボイス対応類型)(デジタル化・AI導入補助金2026 事務局/2026-09-05 確認)

ハードウェアも、条件付きで対象になる

ハードウェアも、条件付きで対象になる|会社設立の補助金と支援
ハードウェアも、条件付きで対象になる

この枠の特徴が、ハードウェアも対象に含まれることです。ほかの制度ではパソコンが弾かれることが多いなかで、珍しい設計です。

PC・タブレット等は補助率2分の1以内、補助上限額は10万円以下。レジ・券売機等は補助率2分の1以内、補助上限額は20万円以下とされています。

ただし、ハードウェアのみの申請は不可とされています。ハードウェアを補助対象として申請する場合は、そのハードウェアがソフトウェアの使用に資するものであることが条件です。

つまり、ソフトが主でハードが従という関係でなければなりません。会社設立の直後にパソコンだけ買いたいという場合は通りません。

補助率もソフトウェアより低く設定されています。制度としては機器より仕組みを重く見ているということです。

それでも、パソコンの費用の一部が戻る道があるのは意味があります。

ほかの補助金では、パソコンは汎用性が高いとして一律に対象外とされることがほとんどです。会社設立の直後にこの違いを知っておくと、探す手間が変わります。

出典インボイス枠(インボイス対応類型)(デジタル化・AI導入補助金2026 事務局/2026-09-05 確認)

申請は、支援事業者と共同でおこなう

申請は、支援事業者と共同でおこなう|会社設立の補助金と支援
申請は、支援事業者と共同でおこなう

この制度の申請は、自社だけでは進みません。登録されたIT導入支援事業者と共同でおこないます。

事務局が公開している手続きのフローでは、申請者と支援事業者が協議を重ねて内容を作成し、事務局へ提出する流れが示されています。

使える製品も、登録されたITツールに限られます。市販のソフトなら何でもよいわけではありません。

会社設立の直後で業務の形が固まっていないと、何を入れるかの議論から始めることになります。時間がかかる前提で動いてください。

支援事業者は登録制です。自社の業務に合う相手を選べるよう、複数に当たってみるのが実際的です。

締切の直前に声をかけても間に合いません。事業の中身が固まった段階で相談してください。

補助金の申請を代行してもらえるわけではありません。あくまで共同で作る形です。会社設立の直後でも、自社の業務を説明する準備は必要です。

支援事業者は、導入した後の使い方まで面倒を見る立場でもあります。会社設立の直後に相談した相手と、そのまま長く付き合うことになります。価格や機能だけでなく、話しやすさで選ぶという判断もあってよいと思います。合わないと感じたら、契約の前に別の事業者に当たってください。

出典新規申請・手続きフロー詳細(中小機構/2026-09-03 確認)

日程には、締切と交付決定と実施期間がある

日程には、締切と交付決定と実施期間がある|会社設立の補助金と支援
日程には、締切と交付決定と実施期間がある

申請を考えるなら、日程を先に確かめてください。事務局がスケジュールを公表しています。

2026年度の内容では、通常枠、インボイス枠の対応類型と電子取引類型、セキュリティ対策推進枠の1次から5次締切分について、締切が2026年9月29日17時とされています。

交付決定日は2026年11月9日の予定で、事業実施期間は交付決定から2027年4月30日17時までの予定です。

締切から交付決定まで1か月半ほど。この間は発注できません。会社設立の直後にすぐ導入したい場合は、この待ち時間が問題になります。

複数者連携デジタル化・AI導入枠の1次から3次締切分は、締切が2026年10月30日17時、交付決定日が12月10日の予定、事業実施期間が交付決定から2027年5月31日17時までの予定とされています。

6次と7次の締切分については、確定している募集回のスケジュールのみ公表されており、後日更新される予定とされています。

補助金は後払いです。会社設立の資金計画には入れず、入ったら助かる程度に見ておいてください。

出典事業スケジュール(中小機構/2026-09-03 確認)

登録の受付も、年度の初めから動く

登録の受付も、年度の初めから動く|会社設立の補助金と支援
登録の受付も、年度の初めから動く

制度が動き出す時期も知っておいてください。IT導入支援事業者の登録申請の受付とITツールの登録申請の募集が、2026年3月30日10時に始まっています。

つまり、年度の初めに支援する側の登録が進み、その後に事業者からの申請が受け付けられるという順序です。

会社設立の時期によっては、狙う回に間に合わないことがあります。事務局のページで日程を確かめてください。

制度の名称も変わりました。旧IT導入補助金の名称で覚えている方は、検索のときに注意してください。

通常枠のほか、セキュリティ対策推進枠や複数者連携の枠も用意されています。会社設立の直後にどの枠が合うかを確かめてください。

枠を選び間違えると、要件を満たさないことになります。支援事業者と相談しながら決めてください。

補助金の名称が変わると、過去の記事の情報が古くなります。会社設立の準備で調べた内容も、申請の前にもう一度確かめてください。

出典デジタル化・AI導入補助金2026(旧 IT導入補助金)(中小機構/2026-09-03 確認)

会社設立とインボイスの登録は、別の手続き

会社設立とインボイスの登録は、別の手続き|会社設立の補助金と支援
会社設立とインボイスの登録は、別の手続き

補助金の話の前に、インボイスの登録そのものを確かめてください。会社設立の登記とは別の手続きです。

国税庁は、適格請求書発行事業者の登録申請の手続きを案内しています。会社設立の登記が済んでから申請することになります。

登録番号は事業者ごとに付されます。個人事業主として登録していた方が法人成りした場合、法人として登録し直す必要があります。

登録までに時間がかかることがあります。取引先に請求書を出せない期間が生まれないよう、早めに動いてください。

会社設立の資本金を1,000万円未満にすると、1期目と2期目は原則として消費税の納税義務が免除されます。ただしインボイスの登録をすると扱いが変わります。

登録するかどうかは、取引先の顔ぶれを見て決めてください。税理士に相談することをお勧めします。

補助金の申請とインボイスの登録は、別々の手続きです。会社設立の直後にどちらも並行して進めることになります。

取引先が法人中心なら、会社設立の当初から登録しておくほうが動きやすいことがあります。逆に、個人のお客さまが中心なら急ぐ必要が薄い場合もあります。免税の期間をどう使うかとあわせて考えてください。

出典D1-64 適格請求書発行事業者の登録申請手続(国内事業者用)(国税庁/2026-09-03 確認)

ほかの枠との使い分け

ほかの枠との使い分け|会社設立の補助金と支援
ほかの枠との使い分け

インボイス枠は、インボイス制度への対応が目的の枠です。それ以外の目的なら、別の枠を見てください。

デジタル化・AI導入補助金には通常枠もあります。中小機構が制度の案内を出しているので、全体像はそこから確かめられます。

会計や請求だけでなく、案件の管理や工数の記録を仕組みにしたいなら、通常枠のほうが合うことがあります。

どの枠でも、事務用のパソコンを一台買うといった支出は対象外とされるのが一般的です。仕組みとして入れる形が前提です。

会社設立の直後は、何を仕組みにするかがまだ見えていないこともあります。無理に決めず、業務が回り始めてから考えても構いません。

制度は毎年あります。一回の公募を逃しても次があります。

補助金は毎年度の予算で動きます。会社設立の直後に無理に使おうとせず、事業に必要になったときに使ってください。

出典デジタル化・AI導入補助金(旧 IT導入補助金)のご案内(中小機構/2026-09-03 確認)

会社設立の直後に、どう組み立てるか

会社設立の直後に、どう組み立てるか|会社設立の補助金と支援
会社設立の直後に、どう組み立てるか

ここまでを、会社設立の実務としてまとめます。

  1. 会社設立の登記を済ませ、インボイスの登録を申請する
  2. gBizIDプライムを申し込む(取得に日数がかかる)
  3. IT導入支援事業者を探し、入れたい仕組みを相談する
  4. 狙う回の締切と交付決定の時期を確かめる
  5. 交付決定を受けてから発注する

国の補助金の申請はJグランツという電子申請システムを使うものが増えています。申請には法人番号が要るので、登記の完了が前提です。

Q. パソコンだけ買えますか。

A. ハードウェアのみの申請は不可とされています。

Q. いくらまで補助されますか。

A. PC・タブレット等は補助率2分の1以内、上限10万円以下とされています。

Q. ソフトは何でもよいですか。

A. 登録されたITツールに限られます。機能の要件もあります。

Q. 支援事業者はどう選びますか。

A. 登録された事業者から、自社の業務に合う相手を選びます。

Q. 会社設立の直後でも申し込めますか。

A. 法人番号が必要なので、登記の完了が前提です。

出典Jグランツ ネットで簡単!補助金申請(デジタル庁/2026-09-03 確認)

まとめ|ソフトが主、ハードが従

まとめ|ソフトが主、ハードが従|会社設立の補助金と支援
まとめ|ソフトが主、ハードが従

インボイス枠は、パソコンの費用に補助金が届く数少ない道です。ただし、ソフトが主でハードが従という関係が前提になります。

この記事の要点

  • 1ソフトウェアは補助率3/4以内・4/5以内・または2/3以内、上限は50万円以下または50万円超〜350万円以下
  • 2PC・タブレット等は補助率1/2以内・上限10万円以下
  • 3レジ・券売機等は補助率1/2以内・上限20万円以下
  • 4ハードウェアのみの申請は不可。ソフトの使用に資するものであること
  • 5申請は登録されたIT導入支援事業者と共同でおこなう

制度を横断して探すなら、J-Net21のような支援情報のサイトも使えます。会社設立の直後に一度見ておいてください。

この記事は2026年9月時点でデジタル化・AI導入補助金の事務局や中小機構、国税庁の公表内容にあたって確認した内容です。要件や日程は変わります。申し込む前に、必ず最新の公募要領でご確認ください。

出典J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト(中小機構/2026-09-03 確認)

インボイス対応を控えている方へ

会社設立と同時にインボイスの登録をするなら、請求と帳簿の仕組みを整える必要が出てきます。どうせ整えるなら、支援のある形で整えるほうが得です。しかも、その流れならパソコンの費用の一部も対象になります。まずは登録されたIT導入支援事業者に、いまの業務を話してみてください。

他にもこのようなサイトで検索されていますので、ぜひ見てください

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